こんにちは、Kawaです。
普段着でバイクに乗りたいと思ったことはないですか?
せっかくバイクに乗るならオシャレだって楽しみたいですよね。
でもバイクに乗るうえで転倒時や事故のことを想定するとプロテクターなしにバイクに乗るのは危険です。
実際にバイクの交通事故による死亡順位は1位頭部、2位胸部、3位腹部となっていて、致命傷部位の約半数を頭部、4割近くを胸腹部が占めるという結果です。
安全面を考えるとプロテクターは外せないですよね。
でもプロテクターがあるとオシャレできない…というジレンマも出てきます。
今ではどの企業も機能面だけでなく、おしゃれなデザインや配色などファッション性にも力を入れています。
しかしそれでも好みの色やデザイン、サイズが見つからないこともあると思います。
プロテクター付きのジャケットとなると限られたバイクウェアの中から選ばないといけません。
私も自分の好きな服でバイクに乗りたい!という思いからインナープロテクターを購入した一人です。
近場ツーリングや街乗りなどファッション性を損ねたくない場面では、インナープロテクターは特に重宝します。
今回は買って後悔しない「耐切創インナープロテクター(型番:HBP-018)」を紹介します。
\ 今回ご紹介するのはこちら! /
この記事がおすすめの方
- インナープロテクターを探している
- シンプルなデザインのインナープロテクターがいい
- ファッション性は崩さずバイクに乗りたい
- 普段着でバイクに乗りたい
- 一着で上半身をカバーできるプロテクターが欲しい
実際にインナープロテクターを着用している写真も載せています。
これからバイクに乗る方や女性にもおすすめできる一着なので参考にしてくださいね。
インナープロテクターのメリット・デメリット
バイク用品はバイク乗車時の機能性や安全性が考慮されているため価格的にも高価なものが多いです。
いざ購入するにしても店頭で現物が見れない、試着できないといった壁もあり購入に躊躇されるライダーさんも多いと思います。
インナープロテクターのデメリット、メリットを紹介するので購入を迷っている方は参考にしてくださいね。
インナープロテクターのデメリット
耐切創インナープロテクターのデメリット
- 夏場は暑い
- 脱ぎ着が面倒くさい
- アウターのサイズによっては窮屈になる
夏場は暑い
耐切創生地が使われている範囲は、その他のストレッチ生地の範囲に比べると通気性が劣ります。
摩擦に強い生地という言葉からもなんとなくイメージがつきますよね。
個人的には夏のバイク走行時はメッシュジャケットを着た方が涼しいです。私は夏以外の季節で着用するのがメインとなっています。
ただ近年の酷暑においては何を着ても暑いので着用の仕方によるところも大きいです。
冷感インナーとTシャツを組み合わせて乗るなど工夫次第では最大限可能な涼しげな装いはできるかと思います。
後ほど紹介しますが、耐切創素材ではないオールストレッチ素材のインナープロテクターも販売されています。
耐切創素材ではない分、通気性能が高いのでプロテクターだけ備わっていればいいというライダーさんにはおすすめです。
脱ぎ着が面倒
バイクジャケットは一枚脱ぐだけですが、インナープロテクターの場合はアウターを脱いでからインナープロテクターを脱ぐことになります。
アウターもインナープロテクターも脱いだ恰好で休憩や観光など楽しむなら良いのですが、気温によってはもう一度アウターを着なおす動作が入ります。
脱いだインナープロテクターをしまう場所があればいいけど、シートバッグなど積載していないのであれば手荷物が増える可能性もあります。
脱ぐ前提で話をしていますが、バイクを降りてからもインナープロテクターを着用したまま過ごすことはできるので目的地に合わせて着脱することをおすすめします。
アウターのサイズによっては窮屈になる
インナープロテクターといえど、ジャストサイズだったり硬い生地のアウターには向きません。
インナープロテクターのメリット
耐切創インナープロテクターのメリット
- 防御力が高い
- 好きなジャケットを着てバイクに乗れる
- 着回しができる
- 街乗りや通勤、旅先でも使える
- バイクジャケットよりコスパ良し
防御力が高い
耐切創インナープロテクターの特徴については後述しますが、一般的なインナープロテクターと違って防御力の高さに安心感があります。
耐切創インナープロテクターは摩耗に対して強い生地が採用されていることや瞬間硬化するプロテクターが採用されていることから、転倒時や事故などの衝撃だけでなく摩擦からも体を守ってくれる性能が備わっています。
好きなジャケットを着てバイクに乗れる
バイクジャケットに好みのデザインがなくてもインナープロテクターがあれば、手持ちの普段着でも安全性を高めつつオシャレを楽しみながらバイクに乗ることができます。
着回しができる
インナープロテクターがあれば組み合わせ方によってはオールシーズン着回せます。ツーリング先やその日の気分に合わせたコーディネートも組みやすくなるのでオシャレの幅も広がります。
街乗りや通勤、旅先でも使える
普段着に合わせられるので街乗りや通勤、ちょっとバイクジャケットだと入りづらいお店でも気にせず行けます。
コロナ渦になってからバイク通勤が増えていますが、職場にバイクジャケットはな・・・という方にもおすすめです。
バイクジャケットって目立つから場所によっては視線を感じます。笑
泊まりのツーリングや観光メインの場合にバイクジャケットで行くと現地でもバイク乗りの恰好で過ごすことになります。
普段着のアウターであれば浮くこともなく、バイクジャケットと別にアウターを持っていく必要がないので荷物も増えずに済みます。
バイクジャケットよりコスパ良し
バイクウェアを一式揃えようとすると出費が大きいので、とりあえずの一着として手元にあれば手持ちのアイテムと組み合わせられるので費用を抑えたいライダーさんにもおすすめです。
また事故などでバイクジャケットが損傷した場合は一着丸ごと買い替えが必要ですが、インナープロテクターであればアウターのみ交換すれば引き続き使用することができます。
耐切創インナープロテクターの商品詳細
耐切創インナープロテクターは、2021年1月下旬にバイク用品メーカーのデイトナヘンリービギンズから発売された非常に安全性に優れたインナープロテクターです。
価格は1万円台後半
メーカー希望小売価格:税込21,780円~22,880円となっていますが、2022年12月現在は楽天市場、アマゾンで16,000円台から購入可能です。
サイズやカラーにより価格が異なります。
\ 耐切創インナープロテクター /
サイズ・カラー展開
サイズはメンズがS~XLの4展開、レディースはWF(フリーサイズ)の1種類のみです。
WF 身長 150-160 胸囲 80-88 ウエスト 63-78
S 身長 160-170 胸囲 84-92 ウエスト 71-86
M 身長 165-175 胸囲 88-96 ウエスト 75-90
L 身長 170-180 胸囲 92-100 ウエスト 79-94
XL 身長 175-185 胸囲 96-104 ウエスト 83-98
カラーはブラックとグレーの2色です。
耐切創インナープロテクターは安全性が高い
ほかのプロテクターと何が違うの?
”摩耗に強い”HPPEマテリアルを採用した生地が使われているよ。
HPPE…?マテリアル??
HPPE(耐切創)というのは高性能ポリエチレンのことです。要は強度が高く伸縮性のある繊維です。
バイク事故での外傷は衝突によるダメージだけではありません。
車体から道路上に投げ出されると走行時のスピードによっては身体に対して強い摩擦が生じることがあります。
転倒時に地面と接地しやすい腕の外側、背中にHPPEの強靭な生地が使われているので、単にプロテクターで衝撃から守るだけでなく転倒時の強い摩擦からも体を守ってくれるんです。
強度が高いとなるとそれこそ分厚かったりするんじゃないの?
HPPE素材は薄手という特徴もあってインナーにも向いているし、バイク走行時の動きにも干渉しないよ!
プロテクターは全身に装着されている
バイクジャケットでは一部の商品を除いて、そのほとんどが胸部または背部のプロテクターがオプション購入となっています。
耐切創インナープロテクターであれば、胸、肩、肘、背中の上半身に必要なプロテクターがすべて装備されています。
胸、肩、背中はCE1規格、肘はCE2規格のプロテクターで国際安全基準を満たしています。
全てのプロテクターが取り外し可能で、SAS-TEC社(ドイツ)のプロテクターが採用されているのも特徴です。
SAS-TEC社のプロテクターを採用
SAS-TECのプロテクターには4つの特徴があります。
特徴①瞬間硬化
1つめの特徴は、普段はソフトな感触であるのに衝撃が加わると瞬間硬化することにあります。
また衝撃に応じて硬度が変化するため弱い衝撃はやわらかく吸収し、強い衝撃には硬くはじき返すような特性があります。
特徴②高い抗衝撃性に加え、プロテクターの寿命が長い
2つめの特徴は、抗衝撃性に優れていることです。
発泡スチロールやシリコン、ウレタン素材よりも抗衝撃性が高く、衝撃を受けることでの性能劣化がありません。
通常使用で10年という長寿命です。
ヘルメットは寿命が3~5年とは聞くけど、プロテクターにも寿命があるのかな?と思い調べてみました。
具体的に交換時期を明記しているサイトは見当たりませんでしたが、バイク用品メーカーのコミネさんがTwitterでこのようなコメントをされていました。
コメントありがとうございます。
— Komine Co.,ltd.<Official> / 株式会社コミネ <公式> (@KOMINE1947) January 24, 2022
プロテクターの製品寿命について、この製品に限らずよくお問い合わせ頂くのですが、明確な劣化が起きるわけでございませんがヘルメットと同様に購入後3年を目安として頂いております。
全ての製品に当てはまるか明確ではないですが、おおよそ3年と考えるとSAS-TEC社のプロテクターが長寿命と謳っているのも納得ですね。
特徴③プロテクターの保護性能が高い
3つめの特徴は、プロテクターのCE規格EN1621の基準(ヨーロッパで設けられている安全基準。欧米でプロテクターを販売する際はCE認証が必須)を50%以上も上回る保護性を備えていることです。
特徴④軽量素材
4つめの特徴は軽量素材であることです。
インナーとプロテクター全て合わせて880gのため、インナープロテクター装着による体への負担も最小限です。
特徴⑤水洗い可能
5つめの特徴は水洗い可能で衛生的にも良い点です。
これは素材の水分吸収率が1%以下であるためです。
洗濯機での水洗いには対応していません。手洗いはOKです。
プロテクターは取り外し可能なのでインナーのみ洗濯ネットに入れて丸洗い可能ですよ。
インナー生地はフィット感に優れている
インナープロテクターであるからにはスッキリ着れるものが良いですよね。
耐切創インナープロテクターには強靭な生地が使われているので硬そうなイメージがありませんか?
摩耗に強い生地部分である肘と背中以外はストレッチ性があるのでフィット感がありライディングの動きを邪魔せず、アウターにも響きにくいです。
プロテクターも衝撃が加わらなければ通常はソフト素材なのでプロテクターを装着しているときの違和感は感じづらいですよ。
着用イメージ
私の身長は165cm、体重48kgです。骨格はしっかりいて肩幅が広めです。
バイクジャケットはレディースの一番大きいサイズか、サイズ表記によってはメンズのSかMを着ることもあります。
今回購入した耐切創インナープロテクターはメンズのSサイズだよ。
インナーのみ(ヒートテック)で着用
Tシャツの中に着用(ユニクロ/メンズMサイズ)
ボックスTシャツのような大きめのシャツであれば中に着ることもできます。
地肌にインナープロテクターを着るのは心地よいものではないので、インナーを着てからその上に装着するのをおすすめします。
スウェットの上に着用
インナープロテクター自体に伸縮性があるのでキツくて動きにくいことはないです。
パーカー(ノースフェイス/メンズMサイズ)
高速道路走行時や長距離ガッツリ走るときには向かないスタイルですが街乗りで使うには違和感がないです。
服のシワは目を瞑って下さい。
ダウンジャケット(ユニクロ/メンズMサイズ)
ウルトラライトダウン(ユニクロ/メンズSサイズ)
コーチジャケット(GOAHEAD/ユニセックスSサイズ)
厳冬期でなければ雨の日にはTシャツなどの上にインナープロテクターを着てカッパを羽織るスタイルもできますよ。
サイズ参考
サイズイメージの参考に普段使用しているバイクジャケットのサイズについても載せておきますね。
・コミネ(JK-579 プロテクトソフトシェルウィンターパーカ-/メンズMサイズ)
・KADOYA(ファブリックジャケット MEGALO /レディースLサイズ)
・RSタイチ(RSJ726 | モンスター オールシーズンパーカ/レディースLサイズ)
・RSタイチ(RSU622 | e-HEAT インナージャケット/レディースLサイズ)※肩幅だけやや窮屈
耐切創なしVer.|ストレッチインナープロテクター
同じくデイトナヘンリービギンズさんから販売されているのが、ストレッチインナープロテクター(型番:HBP-019)です。
メーカー希望小売価格:税込み税込17,490円。
2023年1月現在、楽天市場やアマゾンでは13,000円台から購入可能です。
\ ストレッチインナー(耐切創なし)バージョンです /
耐切創素材は使用されていませんが、耐切創インナープロテクターと同様に国際基準を満たしたSAS-TEC社のプロテクターが胸、肩、肘、背中に装備されています。
インナー生地全体がストレッチ素材なので伸縮性が良く、耐切創素材が使われていないので価格が抑えられています。
個人的なレビュー
実際に耐切創インナープロテクターを使用してみての感想になります。
商品購入の経緯
オシャレなカフェに行きたいときや近所を軽く走りたいときに如何にもバイク乗りと分かる恰好がどうにかならないかなぁと考えていました。
峠道を走ったりロングツーリングに行ったりするとき以外はもう少しラフな格好ができないかと思ったんです。
バイク乗ってます!って恰好自体は好きです。笑
それはそれでカッコいいですし!
バイク走行時の快適性や安全性を考えたらバイクジャケットが一番だと思います。
過去に1度事故に遭っている身としてはプロテクターの安心感や重要性も理解しているので、なしという選択はあり得ませんでした。
そこで出会ったのが「耐切創インナープロテクター」だったんです。
ネットでも着用イメージや口コミなどの情報量が多く参考になったので購入に踏み切れました。
購入したのはSサイズ
私が購入した耐切創インナープロテクターはメンズのSサイズです。
サイズ表に肩幅の記載がないので、レディースのWFとSサイズでかなり悩みました。
口コミを何度も何度も読んで…。笑
私は肩幅が41-42cmほどあるので、最終的にプロテクターが入ることを考えてワンサイズ上げるイメージでメンズのSにしました。
ストレッチ性もありフィット感のある商品なので、結果としてウェストも変に余ることなく肩幅もクリアできました。
私服でバイクに乗れるって楽しい
今まではどこに行くのも同じジャケットを着ていましたが、インナープロテクターのおかげで気分や目的地によってファッションを変えられるのでコーディネートの選択肢が増えました。
今日は何着てバイク乗ろう?と考える楽しさも感じられます。
上半身に必要なプロテクターがすべて揃っている安心感もあり、かつプロテクターによる重さも880gで体への負担が少ないのも身軽でうれしいポイントです。
保管は肩先太めのハンガーがおすすめ
保管時は肩先が太目のハンガーや立体的なハンガーがおすすめです。
耐切創インナープロテクターは880gと体には負担のない重さですが、細めの針金ハンガーなどに掛けてしまうとプロテクターの重みでシルエットが変形したり傷んでしまう可能性があります。
プロテクターを入れたままだと小さく畳むのは難しいですが、平置きでの保管もおすすめです。
耐切創プロテクターでバイクに乗る服装の自由度が上がる!
今回はデイトナヘンリービギンズより発売されている耐切創インナープロテクターについてご紹介しました。
バイクジャケットをいくつか買うよりもコスパは良いですが、決して安い買い物とはいえません。
ブログ記事と併せてアマゾンのレビューなども参考に検討してはいかがでしょうか?
購入する際に気を付けて欲しいのは、耐切創生地とストレッチ生地のブラックカラーが似ているので選択間違いのないようにして下さいね。
バイクの車種に合わせて服装を気軽に変えられるのもインナープロテクターの魅力のひとつです。
私も季節や目的地に合わせて、これからもどんどん使っていこうと思います!
耐切創インナープロテクターの強度検証について、デイトナさんのYouTubeチャンネルで紹介されているので気になるライダーさんは見てみて下さい。
\ 今回ご紹介したのはこちら! /
少しでもこの記事が役に立てば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また!
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