こんにちは、Kawaです。
初めて高速道路を走ったとき、私は怖くて体が震えました・・・。
一般道にも慣れてくると高速道路も走ってみたいな~って気持ちが出てきますよね。
初めて高速道路に乗るときには、高速道路の利用方法や走行時のポイントをおさえておけばバイク初心者でも高速道路を走ることができますよ。
でも高速道路ってどうやって入るの?
何に気を付けたら良いの?
今回はこうした疑問について解消しながら、高速道路を走るときに知っておくべきことを各項目ごとにお伝えしていきます。
とにかく不安だらけで踏み出せずにいるライダーさんもいると思います。
画像も使って分かりやすく紹介していきますね!
この記事の内容
高速道路走行で知っておくべき8つのこと
- 高速道路に乗る前に必要な4つの準備
- 高速道路に乗る|料金所の通過方法
- 料金所を通過したら目的地の方向に進む
- 高速道路の本線に合流するときは加速をしっかりする
- 高速道路の本線に合流したら流れに乗る
- 高速道路では1時間に1回の休憩をとろう
- 高速道路を降りる|料金所の通過方法
- おまけ|初心者ライダーは首都高を避けよう
高速道路に乗る前に必要な4つの準備
高速道路を走る前に必要な準備があります。
細かいことを挙げるとキリがないので、ここでは4つに絞ってお伝えします。
①バイクウェアを身に付けよう
万が一事故が起きた場合に頭部へのダメージを負うことは致命的です。
それに加えて、顔がむき出しだと走行風だけでなく飛び石や虫などが直撃して怪我をするリスクがあります。
シールドで顔を覆えるヘルメットを着用しましょう。
高速道路では走行風の影響を強く受けるので、普段着だと風で煽られて疲れが倍増したり寒い思いをすることもあります。
バイクウェアはライダーの運転姿勢や安全性を考えられた専用設計なので、普段着よりもライディングに適しています。
プロテクターも標準装備であることが多いです。
オールシーズンジャケットが一着あれば幅広い季節で使えてコスパ的にも良いのでおすすめです。
どうしても普段着でしか乗れない理由があるという方は、せめてインナープロテクターを身に着けて運転してくださいね。
操作性や安全性を考えるとライディングシューズ一択ですが、用意ができない場合は足首まで覆うタイプの靴を選びましょう。
足首は骨が出っ張っている場所なので、転倒時に負傷リスクが高いです。
ライデイングシューズを推奨するのは足首の保護だけでなくつま先や踵など、あらゆる部位にプロテクターが内蔵されている防御力の高さにあります。
普通のスニーカーだと事故の際に脱げてしまう可能性もあり大変危険です。
②ガソリンを入れよう
高速道路に乗る前に十分なガソリンが入っているかを確認します。
初めての高速道路で燃料が足りないと焦ります。
高速道路に乗ってからでもガソリンスタンドはありますが、初めての高速道路ということはサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の利用も初めてでしょう。
不慣れな場所での給油は余計不安になるので給油は事前に済ませておきましょう。
それと、一般道にあるガソリンスタンドと比べて高速道路上のガソリンスタンドは金額が高いというのも、事前に給油を済ませたほうが良い理由のひとつです。
高速道路だと一般道より20円以上高いことも・・・。
③ETCカードは挿入しましたか?
料金所でETCレーンを利用する場合はカードが挿入されていないとゲートが開きません。
ありがちなのがカードを挿入したもののカードの挿入向きが間違っている、カードの有効期限が切れているケースです。
ETCカード確認ランプが緑色に点灯しているかも必ずチェックしましょう。
赤マルで囲んでいるランプのところです。
カード未挿入や読み取り不良の場合は赤色に点灯します。
④ナビのセット・手荷物の最終確認
高速道路に入ってしまうと一般道のようにすぐに停車できる場所がありません。
よくあるのがヘルメットの顎ひもの締め忘れやバッグの蓋が開いたままといったもの。
ナビの設定やUSB充電ケーブルの接続など、必要なものの準備に問題がないか出発前に最終確認しましょう。
高速道路に乗る|料金所の通過方法
高速道路の入り口によっては、すぐに料金所がある場合としばらく走行してから料金所が出てくる場合があります。
いずれにせよ自分の支払い方法に合ったレーンを選択して高速道路に入ります。
首都高速道路にはETC専用レーンのみの料金所があります。
ETC車載器を使用できない場合は進入できません。
①ETC車載器ありの場合
ETCカードが車載器に挿入されている場合はETC専用レーンへ向かいます。
料金所には20km/h以下に減速と表示があります。
料金所手前から徐々に減速して20km/h以下で通過できるようにしましょう。
20km/h以下じゃないとゲートが開かないということはありませんが、事故防止の観点から減速を求められているんだな、と認識してくださいね。
「一般/ETC」レーンも利用できますが、前車が停止する場合があるので車間距離は十分とりましょう。
②ETC車載器なしの場合
ETCカードを車載機に挿入していない場合は「一般」または「一般/ETC」レーンへ向かいます。
料金所は有人の場合と無人の場合があります。
係員の窓口横で一旦停止します。
落ち着いてギアをニュートラル(N)に入れましょう。
係員から通行券を受け取り、出し入れしやすい場所に収納してください。
ほとんどが自動発券機のため、係員がいる場合は代りに通行券を発券して手渡してくれるケースが多いです。
自動発券機の横で一時停止します。
落ち着いてギアをニュートラル(N)に入れましょう。
通行券を取り、出し入れしやすい場所に収納します。
後続車がいると焦るかもしれませんが慌てず準備してくださいね。
料金所を通過後に一旦路肩へ停車するのもアリです。
気持ちに余裕があれば、路肩に移動してから通行券をしまったり装備を整えたりすると良いですよ。
③通行券を取らなかった/通行券を紛失した|※ETC専用レーン以外の場合
一般レーンで通行券を受け取らなかったり紛失したりすると、高速出口の料金所ではその区間の起点から終点I.C.までの最高料金を請求されることがあるので注意が必要です。
首都高速道路のように乗降I.C.に関わらず均一料金区間の利用であれば、入口または出口のいずれか一方で一定料金を支払うだけになります。
自分の入ったレーンの料金所に係員がいない場合は、呼び出しボタンが設置されているので押しましょう。
係員が応答したら通行券の取り忘れや紛失した旨を伝えます。
料金所を通過したら目的地の方向に進む
料金所を通過するとほっとしますが、目的地の方向に分岐が出てくるので油断しないようにしましょう。
例えばこんな感じです。
事前に向かいたい方面を調べておくと余裕を持って分岐を走ることができます。
分岐のどちらに進むのかをあらかじめ把握しておけば、通過する料金所の位置も分岐に近い場所を選んで進入できるのでスムーズに目的の分岐へ進むことができます。
ETCレーンはこんな感じで案内が出ています。
ひとつ前の分岐点の画像でいえば、新潟方面に行きたいなら左寄りのレーンを走行した方がスムーズですよね。
高速道路によっては料金所通過後に分岐がなく直進するケースもありますよ。
料金所では他のレーンからも走行車が出てくるので、後方確認も忘れずに!
高速道路の本線に合流するときは加速をしっかりしよう
加速が足りないと後続車が不要なブレーキングをしたり、合流時に追突されたりと事故誘発の原因になります。
思い切ってアクセルを開けていきましょう。
本線合流のステップ
料金所を通過したら分岐を道なりに進むと本線が見えてきます。
本線に入るまでの距離は高速道路によっても様々です。
首都高であれば料金所から本線までは分岐も少なくシンプルなことが多いです。
一方でほかの高速道路では料金所通過の前後にあるインターチェンジ(本線流入の車線)が立体交差していたり分岐が複雑な場所もあります。
料金所を通過せずに本線に入り、しばらく走行してから料金所が出てくる場合もあります。
一例を挙げると関越自動車道の新座料金所です。
新座料金所(下り方面)はゲート通過直後には分岐がありません。
支払いが終われば周囲の車両に気を付けながら加速、直進すればOKです。
本線合流までの道路上に40や50などの制限速度の標識がある場合は、その区間の決められた法定速度で走行します。
そうなると本線に合流する際の加速はどこからするの?という話になるので、順に解説します。
加速を開始するのは本線を走る車が見えてきたらです。
しっかりアクセルをあけて加速車線で80~100km/hまで速度を上げます。
加速車線は本線と並走している直線道路の箇所です。
手前の道路は加速車線ではないので、速度に注意して走行しましょう。
加速しながらミラーで後続車の位置を確認しつつ、どの車の間に入るのかを見極めます。
周囲の車も合流だと分かれば、入れてあげようとタイミングを図ってくれるので落ち着いて運転してくださいね。
安全確認は大げさにするくらいが丁度良いって教習所でも言われてたね。
ところで合流の合図はいつ出すの?
加速車線に入ったら合図を出します。
写真で確認してみます。
この景色が見えたら右にウィンカーを出します。
もっと具体的に言ってくれないと不安!というライダーさんは、赤マルで囲んだ場所に到達したらウィンカーを出すと良いでしょう。
要はガードレールが途切れてポールに切り替わる場所です。
何故この位置で合図を出すのかというと、本線を走行する車側から見て合流してくる車が見えるポイントだからです。
合図が遅いと本線を走っている車も入れてあげるタイミングに困るので、遅いよりかは多少早めになっても良いので合図を出しましょう。
本線を走る車が見えたら加速を開始➡合図を出す➡ミラーと目視で後方確認➡車線変更
合流のコツはミラーの確認
合流時のミラー確認では、ミラーに映る車の大きさで距離感を把握することができます。
上の図は車のミラーからの見え方ですが、バイクのミラーでも後方車のとらえ方や確認の方法は同じです。
ミラーに後続車の全体が収まっていれば、安心して合流できると考えて良いでしょう。
高速道路の本線に合流したら流れに乗ろう
首都高でなければ基本的に合流は左車線からと考えて大丈夫です。
本線へ合流できたら、そのまま走行車線の一番左の車線を走りましょう。
二車線の場合は左が走行車線、右が追い越し車線です。
三車線の場合は一番左の車線から順に第一走行車線、第二走行車線、一番右の車線が追い越し車線になります。
高速道路では周囲の流れに合わせて走ります。
どういうことかというと、前方の車両と距離を一定に保ちながら走ることです。
初めての高速道路で速度に慣れていない怖さはあると思いますが、遅すぎると事故や煽られ運転の誘発に繋がり兼ねないので注意が必要です。
えー、じゃあどれくらいの車間距離をとればいいの?
走行速度と同じか、それよりも余裕を持った車間距離をとることが推奨されています。
80km/hなら80m、100km/hなら100mかそれ以上といった具合です。
距離だとイメージがわかないという方は、前の車がある地点を通過してから2秒後に自分が通過する距離だと思ってください。
イメージはこんな感じです。
乗り慣れてくると自然と安全な距離感が掴めてきますよ。
余談ですが関越自動車道は区間によって三車線あって、第一走行車線が80~90km/h、第二走行車線が90~110km/h、追い越し車線が110km/h以上出ているイメージです。
混雑具合によっても流れが変わるので、自分のペースで走れる車線選びをすることも大切です。
本線を走行していると、合流車線からの車やバイクを向かい入れる側になります。
一番左の走行車線を走っているときに合流ポイントが見えたら、自分が先に通過した方が良いのか、速度を緩めて前に入れてあげる方が良いのかを見極めましょう。
車間距離が保てていれば相手がタイミングを見て合流してきます。
合流車線からの車を入れてあげる意識で走行するとスムーズです。
ナビや高速道路上の案内で合流地点が近いと分かったら、あらかじめ隣の走行車線か追い越し車線に移っておくのもポイントです。
スペースが空くので相手が合流しやすいのはもちろん、自分にとっても「合流がくる」という不安が少なくて済みますからね。
とはいえ右の車線に移るには勇気が出ないというライダーさんは無理に車線変更する必要はありません。
車線変更|合図のポイント
車線変更は入りたい車線の流れをよく見て合図を出す必要があります。
自分のいる車線よりも速度が出ている車線へ移動するシーンでは、迅速な判断と運転操作が必要です。
そうでないと一瞬で後方車両が迫ってきてしまいます。
それと車線変更するときの合図は、ミラーに映る後方車両の大きさを確認してから出しましょう。
合図を出すタイミングはミラーに後方車両の全体が収まっているときです。
高速道路では1時間に1回の休憩をとろう
高速道路では走行風の影響や慣れない緊張でいつも以上に疲労が溜まります。
集中力も散漫になるので、疲労の自覚が出る前に適度な休憩を挟むことでリセットしましょう。
SA・PAに入る
高速道路を走行していると数キロ手前からSA・PAの案内が出ます。
目的のSA・PAまで2~3km手前になったら一番左の車線を走行しましょう。
ウィンカーを出して減速車線に車線変更します。
ちょうどトラックがPAに入っていった辺りを目安にすると良いですよ。
大事なのは減速車線が見えたら早めに車線変更することです。
ギリギリになって車線変更すると余裕を持って減速することができません。
急な動作は事故誘発にもなるので注意しましょう。
車線変更が済んだら徐々に減速していきSA・PAへ入ります。
エリア内に入ると各車両の駐車案内が出ているので指示に従います。
バイクの案内がないよ?
そういうときは反時計回りに進むとバイク駐輪場があったりします。
上のGoogleストリートビューでも確認してみてください。
なお、本当にバイク駐輪場がないときは普通車用の区画に停めましょう。
なかにはスマートI.C.といって、ETC専用のインターチェンジがあったりもします。
ETC車載器を搭載した車両しか出入できないシステムです。
SA・PAへ入る途中に分岐があったり、エリア内に設けられていたりするので間違って進入しないようにしましょう。
規模の大きいSAや行楽シーズンだと誘導員がいるので、指示があれば従います。
案内に従いバイク駐輪場へバイクを停めます。
満車の場合は普通車の区画に停めることも可能です。
バイクを降りたら本線へ戻るルートを確認します。
エリア内に本線への案内が出ていますが、初見だと「どこから出たらいいんだ?」と戸惑うこともあります。
休憩がてら本線に戻っていく車の流れを見ておくと良いでしょう。
本線の案内標識に従い合流地点へ向かいます。
大事なポイントは加速車線でしっかり速度を上げて、本線が見えたら合図を出す!
合流の方法については本線が見えてきたら加速に入る、合図は加速車線に進入したら出すの項目を参考にしてください。
高速道路を降りる
NEXCO東日本によると、案内標識の設置位置は基本的には分岐部及び分岐部直前に2箇所と、分岐予告として2km手前、1km手前、500m手前の3箇所、合計5箇所に設置していると案内があります。
2km手前では車線変更を完了しておくとスムーズに減速車線に移ることができます。
減速車線が見えたらSA・PAに入るときと同様に早めに車線変更し、徐々に減速していきます。
場所によっては料金所までの間にループが続くところもあります。
しっかり減速しないと曲がり切れないなんてことになるので慎重に進みましょう。
高速道路入り口と同様に道路上に30や40などの法定速度の表示がある場合は、速度制限を守ることはもちろんですが「この速度じゃないと危ないんだ」と思ってください。
料金所を通過する|ETC車載器あり
ETCカードが車載器に挿入されている場合はETC専用レーンへ向かいます。
料金所手前から徐々に減速して20km/h以下で通過できるようにしましょう。
ETC車載器があれば減速して通過するだけなので、高速の乗降も楽ちんです。
初心者ライダーさんこそ使った方が良いですね。
料金所を通過する|現金・クレカ・ETCカードでの支払い
料金所で一旦停止してギアをニュートラル(N)に入れます。
係員がいる場合
通行券を渡して、提示された料金を支払います。
自動精算機の場合
ETCカードを車載機に挿入していない場合は「一般」または「一般/ETC」レーンへ向かいます。
料金所は有人の場合と無人の場合があります。
係員の窓口横で一旦停止します。
落ち着いてギアをニュートラル(N)に入れましょう。
係員から通行券を受け取り、出し入れしやすい場所に収納してください。
自動発券機の横で一旦停止します。
落ち着いてギアをニュートラル(N)に入れましょう。
通行券を精算機へ挿入し、表示された料金を支払い領収書を受け取ります。
音声アナウンスが流れるので難しくないですよ。
ちなみに自動精算機はこんな感じです。
おまけ|初心者ライダーは首都高を避けよう
都内在住または都内近郊の初心者ライダーさんに向けてお伝えしたいことは、高速道路デビューは首都高速道路を避けるです。
先導がいれば自分でルートを気にしなくて良いぶん安心ですが、初心者が一人で走るには難易度が高いです。
なぜなら首都高は他の高速道路と違って交通量の割に道路が狭い、カーブがきつい、合流車線や分岐までが短いなどの物理的条件が厳しい場所が多いです。
合流車線や高速道路の出入口が左右にあるため、素早い状況判断や安全確認、速度コントロールも求められます。
車間に次々車が入ってくるので、ある程度走り慣れて先導とはぐれても不安にならないってレベルまでは控えたほうが良いです。
まとめ|流れをおさえておけば高速道路は怖くない
今回は初心者ライダーさんに向けて、初めて高速道路を走るときに知っておくべきポイント8つをご紹介しました。
高速道路走行 知っておくべき8つのこと
- 高速道路に乗る前に必要な3つの準備
- 高速道路に乗るには|料金所の通過方法
- 料金所を通過したら目的地の方向に進む
- 高速道路の本線に合流するときは加速をしっかりする
- 高速道路の本線に合流したら流れに乗る
- 高速道路では1時間に1回の休憩をとろう
- 高速道路を降りる
- おまけ|初心者ライダーは首都高を避けよう
初めて高速道路でバイクを運転する際には、料金所の利用方法や本線への合流のコツ、運転のポイントを知っておくことが大切です。
走る予定の高速道路をGoogleストリートビューで確認しておくと、道路状況がイメージしやすいですよ。
高速道路を走れるようになれば新しい場所や景色との出会いも広がるので、一般道だけのツーリングよりも充実すること間違いなしです。
この記事が高速道路デビューの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また!
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