50代主婦がバイク免許を取った話。50代からのバイクライフ:今からでも遅くはない

バイクに乗りたいけど「もう年だから・・・」と思っている方、ちょっと考え直してください。

KAWA

私の母は50代で教習所に通い、バイクの免許を取得しました。
今回は母カモ?が登場です。

母カモ

50代でもバイクの免許は取れるよ~!
教習所も楽しかったな~。


バイクは幅広い年齢層の方が楽しめるアクティビティです。

50代だからバイクに乗れないなんてことはありません。

私の母は54歳で免許取得後、現在も月一ペースでツーリングを楽しんでいます。

  • 50代の自分にバイクは乗れるの?
  • 若い時と違って体力も衰えているし大丈夫かな?

50代主婦の実体験を踏まえた上で、こうした疑問に答えていきます。

バイクに乗るメリットとデメリット、バイクに乗り始めてから変わったことについてもご紹介していきます。

50代でバイクを楽しむためのヒントについてもお伝えするので、バイクの免許を取ろうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

これからバイク免許を取るならこちらの記事もおすすめ。教習所でも使えるバイク装備です。

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目次

バイクに乗り始めたのは54歳

今、乗らないと後悔する

母が教習所に通い始めたのは54歳のときです。


まだ私が実家暮らしの頃。

仕事から帰宅すると、母の手には教習所のパンフレットが。

「見て!教習所入ってきた!」と嬉しそうに報告してくれた姿をよく覚えています。


子ども達が次々にバイク免許を取り出した少し後のことでした。

触発されたようで自分も乗りたいと思い、乗るなら子育ても落ち着いた今しかないと思ったそうです。

KAWA

ご高齢の方を相手にする仕事に就いていることもあり、色々と考えさせられることが多かったようです。

母カモ

60歳も近いからね!家に居るだけの老後は嫌だなって思ったのよ!


自分の年齢的に体力や気力の面からも、バイクのような体も頭も使う乗り物を安全に楽しむには50代のうちに免許をとるしかないとライダーへの道を踏み出しました。

50代がバイクに乗ることのメリット・デメリット

実際にバイクに乗り始めてから現在に至るまでバイクライフを謳歌している母ですが、バイクに乗ることで得られた嬉しいこともあれば悩ましいこともあります。

50代主婦がバイクに乗り始めて感じたメリット、デメリットに分けてお伝えしていきます。

50代がバイクに乗ることのデメリット

まずはバイクに乗り始めて感じたデメリットについて3点紹介します。

疲労感が20代の倍

バイクの運転は思った以上に体力を消耗します。

バイクから発生する振動や音、長時間の同一姿勢、走行風などの影響をもろに体で受けるからです。


バランスの乗り物なので気を抜けば転んでしまうし、バイクの運転に伴う集中力も必要です。


夏や冬といった気温が極端な時期はそうでない時期に比べると更に体力が削られます。

ツーリング後にはそうした環境や緊張感の解放から疲れがどっと出ることもしばしば・・・。

母カモ

若いうちは少し休んだり寝れば回復するけど、50代はそう簡単に回復しないんだよね~。


ツーリングの翌日に仕事や別の予定が控えている場合には、スケジュールを調整したり仕事は休み希望を出したりして十分に休める環境を整えておく必要があります。

朝がつらい

バイク乗りの朝は早いです。

ソロツーリングであれば時間の融通が効きますが、ある程度距離を走ったり渋滞を回避する必要がある場合は早朝出発が多くなります。

仕事や家事をこなしていると日常の疲れも蓄積しており、50代の回復力遅延も相まって早起きはハードルが高くなります。

家事は手抜きが必要

50代主婦。子育ても落ち着いたとはいえ、家事はやることがいっぱいです。

ツーリングに出かければ日中の時間をバイクに充てることになります。

帰ってから洗濯や掃除をするのは時間的にも体力的にも厳しいので、ある程度手抜きをする必要が出てきます。

母カモ

ツーリング予定の日は、道の駅やサービスエリアで夕飯や翌朝の食事に出せそうなものを買って帰ることが多いです!
バイクで遊んでも家のことはやらなきゃいけないからね~。

KAWA

家事の内容によっては前日済ますか、翌日に持ち越しているそうです。

50代がバイクに乗ることのメリット

バイクは自動車など他の乗り物とは違う良いところが沢山あります。

50代主婦がバイクに乗り始めてから感じているメリットについてご紹介していきます。

バイクを自分で運転する楽しさ

バイクに乗ると自由で冒険的な気分を味わうことができます。

風を切って走る快感や足元から広がる開放感。

母カモ

車や電車では味わえない空気の匂いや温度を全身で感じながら走れるのがバイクの好きなところ!

自分の意のままに操れる感覚だけでなく、いつでもどこでも好きなところに行けるんです。

美しい景色を見て、その場所の美味しいものを食べることができる自由って楽しいんですよ。

仕事を終えても家に帰れば子どもや旦那さんのために尽くす毎日。

自分の時間はあってないようなものだったからこそ、バイクという自由な乗り物で、自分の意思で、自分のために走れることの喜びは計り知れないものがあります。

家庭や職場以外に自分の居場所がある

平日は自宅と職場の往復、休日は家事と休息で終わることに・・・。

関わるのは職場の人間と家族がほとんどを占めます。

バイクに乗れば同じ趣味を持つ人と繋がることもできるので、コミュニティも広がり人間関係を深めることもできます。

KAWA

免許取得後すぐに、ネットで見つけたツーリングチームへ参加して走りに行っていました。
行動力が凄まじいです。

母カモ

楽しい時間を共有できる場所があるって、最高のストレス発散にもなるんです!!

自分で運転する達成感がクセになる

バイクに乗るようになると、自分でここまで走ってきたんだ!と達成感を感じることができます。

走行距離が伸びればその分実感するだろうし、慣れない道を走ったり、寒さ暑さに耐えたりしながら乗り越えた苦労の先には、誰かに連れてきてもらった旅とは違う感情でいっぱいになります。

歩けなくても遠出ができる

母カモ

膝が痛いから歩くのは無理。
でもバイクなら乗れる。

バスや電車などの公共交通機関は利用場所までの移動に歩く必要があります。

膝が良くないので長距離歩くことがストレスな母ですが、バイクであれば旅のスタート地点は自宅から。

バイクに跨ってしまえば目的地まで走ればいいだけです。

KAWA

階段の多い神社のようなスポットは避けがちです。笑

家族一緒に楽しめる趣味

子どもが自立すると一緒に何かを楽しむことって少なくなります。

バイクが趣味になると、子どもが成人してからでも気軽に集まって時間を共有することができます。

我が家は家族みんなバイクに乗るようになったので、夫婦でも親子でもバイクライフを楽しんでいますよ。

KAWA

私もよく母とツーリングに行きます。
一緒に美味しいものを目指して走ったり、お買い物ツーリングに行ったり。
母がバイクの免許を取ってくれて良かったなと思います。

共通の話題で盛り上がるので、一緒にいてより楽しい時間を過ごせます。

以上が50代主婦がバイクに乗り始めて感じたメリット5つでした。

デメリットに関しては体力的な面での心配が大きいですが、そんな疲れも吹っ飛ぶくらい充実した休日を送れるのがバイクの魅力です。

母カモ

仕事疲れとツーリング疲れでは充実感が全然違います!
バイクは良い疲れ方をするので、とってもリフレッシュになりまーす。

50代がバイク乗りになるために覚えておいて欲しいこと

50代でバイクに乗ろうと考えている方には覚えておいて頂きたいことがあります。

若いころとは違う

50代は若いころと違って身体能力や視力、判断力などあらゆる面で下降傾向にあるということを自覚してバイクに乗る必要があります。

バイクは生身で乗る乗り物で、事故ともなれば自動車よりも怪我や命に関わるリスクが高いことは否定できません。


自分の体力に見合った乗り方が求められます。



「若いころとは違う。」ということを頭に入れておかないといけません。

母カモ

峠や長距離ツーリングは難しいね。日帰りなら往復300km以内が限度かな。
近場でお買い物ツーリングとか、往復150~200km前後だと程よい疲れで楽しめるって感じです。

前向きな気持ちでいることは物事を楽しむ上でとても良いことですが、自分の認知能力や身体的側面を俯瞰して見ることで安全で自分らしいバイクライフを謳歌していきたいものです。

50代のバイクの楽しみ方がある

50代には50代のバイクの楽しみ方があります。

まずは自分に扱えるサイズのバイクを購入することが重要です。

自分の体格や足の長さに合ったバイクを購入することで快適に走ることができます


足つきが悪かったり、オーバースペックのバイクを選ぶと楽しむ前に不安やストレスの方が大きくなります。

50代は体力、気力ともに頑張れる時間が短くなっています。

バイクに乗るデメリットを余計に増やさないためにも、バイク選びは慎重に行ないましょう。

KAWA

自分の目的に合うバイクを選べると良いですね!
スクーターをはじめ、バイクはいろんなスタイルから選べる良さがあります。

自分がどれくらいの距離なら余力を残して走れるのか、天候や気温はどうか、高速道路なら巡航速度がどの程度なら安心できるのかといった具合に、しっかりと見極めることが大切です。

今どきのバイクは乗りやすくなっている

現代のバイクは技術も進み乗りやすく設計されています。

レバーの感触が軽かったりマニュアル車であればエンジンストップしずらく設計されていたりと、運転支援システムの導入によりバイクを運転する快適性や安全性が格段に向上しています。

バイクのデザインもより洗練されスタイリッシュになっていて、ライダーにとって最適なバイクの選択肢が増えました

バイクの運転は手足すべてで操作が必要ですし、初めてバイクの免許を取る方は聞き慣れない言葉も多く不安になるかと思います。

当たり前ですが教習所に通うようになれば全て教えてもらうことなので、今はなんだかよく分からなくても大丈夫です。

50代女性でも乗りやすいバイク

ここからは50代主婦が相棒にしていたバイクの中で乗りやすかった車種をご紹介します。

足つきが良くて無理なく乗れるバイク

自分の体格と体力を考慮してバイクを選びます。

乗りたいバイクに乗るのが一番という意見もありますが、無理して乗るのは転倒や事故に繋がりやすいです。

バイクを楽しいと思えるのは自分で扱えるバイクに乗っているからです。


乗りこなせなくても良いので、乗り出すのが苦痛じゃない、取り回しができる、これなら乗れそう、という感覚や安心材料を探すことも大事です。

CLEVERLAND|ACE250

ACE250

電子制御は非搭載ですが、車重130kgという軽さと車体のコンパクトさで女性でも取り回しやすいバイクです。

シート高785mmのため足つきの不安も少なく、操縦性も抜群です。

排気量229ccで最大出力14hpと控えめな部類に入りますが、街乗り向きのマシンに仕上げられています。

アナログな乗り味を楽しみたいには魅力的なバイクですよ。

SUZUKI GIXXER250

左:セロー250、右:ジクサー250

軽くてパワフルなのに取り回しも安心なのがジクサー250。

車両重量154kgシート高800mm

油冷エンジンのサウンドも良く、エンジン始動でその音に思わず笑みがこぼれるバイクです。

音は良いけどうるさくないので、50代主婦の心臓にも優しい。笑

加速も穏やかなので初心者でも安心して乗れるバイクだと思います。

新車で50万円を切るという良心的な価格設定でコスパの良いバイクですよ。

SUZUKI GSR250

左:GSR250,右:MT07


低速域に強いバイクなのでエンストしにくいです。

250ccとは思えない車体の大きさに反して乗りやすいバイクで、街乗りツーリングにも向いています。


車重は184kgと重めですが、ハンドル切れ角も大きいので取り回しはしやすい方です。


シート高は780mmと低めの部類ですが、ゆったりしたシート幅のため足つきが良い方ではありません

とはいえ、もともとシート高は低めの設定なので女性でもシューズ次第で足つきの問題はさほど感じず乗れるでしょう。

見た目の好みは分かれそうですが、目を引く左右2本出しのマフラーや流れるようなデザインと重厚感は50代にも似合うかっこよさがあるバイクです。

シートも柔らかいので振動が伝わりにくく、ツーリング時の疲労低減にも貢献してくれますよ。

母カモ

最初はスクーターから、そのあとSUZUKIのGN125Hにも乗りました。
徐々に排気量を上げていったよ。

重さと取り回しで苦労したバイク

エリミネーター250V

エリミネーター250V

車両重量は186kgと先ほどご紹介したGSR250と2kgの差ですが、車体が大きいことや低重心であることが逆に取り回しづらさに繋がったようです。

ハンドル周りが重たく感じたり、曲がり角やカーブは慣れてからも気を遣ったりと大変だった面もありました。

母カモ

乗り始めてしまえば快適なバイクで、シート高690mmと足つきにはかなり安心感のあるバイクだったんだけどね。

SS・アドベンチャータイプ

アドベンチャータイプは車体が大きく車高が高いので足つきへの不安が大きくなりました。

乗れるけれど傾斜のある場所だったり砂利の駐輪だったりしたら怖いというのも理由の一つ。

乗り出し時にサイドスタンドが払えないといったこともあり選択肢からは外れました。

SSタイプは前傾姿勢が怖い、つらいといった理由で選びませんでした。

母カモ

バイクの重さと足つきがバイク選びの優先事項!
普段バイクに乗るときは厚底ブーツを履いて乗っています。

KAWA

足つきが良くても乗りづらいと感じたり、シート高が多少あっても車重が軽ければ乗れそうと思える場合もあります。
感じ方は個人差があるので、実車に跨ったり試乗するのが良いですね。

今の愛車は250ccバイク

50代主婦ライダーが現在乗っているバイクは250ccのネイキッドタイプです。

スピードが出すぎるのも怖いので250ccが安心して乗れる排気量になっています。

ネイキッドタイプなら姿勢も起きているので体への負担も大きくありません。

大型バイクは体力的に厳しいと思った

母カモ

乗ってみたい気持ちはある。
でも自分の体と相談したら安全に乗れないと思ったね。
あと10歳若かったら乗ってたかな!

大型バイクへの憧れはありながらも自分の体と相談して大型バイクは諦めたそうです。

が、大型二輪の教習だけ行ってみてもいいかも、とは話していました。笑

最後に|内なるライダーを解き放て

今回は50代主婦がバイク免許を取った話をご紹介しました。

幅広い世代が楽しめるバイクの世界ですが、常に危険と隣り合わせの趣味であることは確かです。


技術の習得や交通ルールの理解、危険予知、判断力などバイク運転に求められる能力のすべては年齢を重ねるとともに衰えていきます。

とはいえ、年齢からみた身体能力をよく考えて自分の体格に見合ったバイクであれば、50代からでもバイクライフを120%楽しむことができます


50代だから遅いなんてことはありません。

「バイクに乗りたい。」と思う気持ちが少しでもあるなら、あとは教習所に行くだけ。

してしまった後悔はいずれ時間と共に忘れます。
でも、やらなかった後悔は一生忘れることができません。


是非、内に秘めたるライダーを現実のものにしてください。

バイクから見える景色はきっとどんな映画やドラマよりも感動するはずですよ!

最後に、しっかりとバイクに必要な装備を身に着けることも忘れずに。

では、また!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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