
こんにちは!Kawaです。
バイクで初公道、緊張しすぎて手足が震えたのを覚えています。



ドキドキの連続だよね~。
ここ数年、新型コロナウイルスの流行もあり新たな移動手段や趣味としてバイクに乗りはじめた方もいるのではないでしょうか?
ですが、いざバイクに乗るとなると不安や悩みも出てきますよね。
私が公道デビューしたときも同じでした。
「こんな道どうやって走るんだ?」というのが正直な感想でした。(笑)
- 公道を走るのが怖い
- バイクを倒したらどうしよう
- バイクの運転に自信がない
免許を取って最初の課題となるのが公道デビュー。
バイクは車と違って路上教習がないため、最初はいろいろな場面で不安や緊張があるものです。
今回はそんなバイク初心者さんの悩みを解消できる「公道を走るうえで気を付けるポイント&不安克服のコツ」をお伝えします!
- 公道で注意すべきポイントがわかる
- バイクに乗る不安・苦手意識が克服できる
- バイクにどんどん乗れるようになる
初心者ライダーさんにはもちろん、これから免許を取ろうと考えている方にもおすすめな内容です!
高速道路デビュー予定のライダーさんはこちらの記事もおすすめです。


では早速ですが、どうすれば初めての公道に不安を持たずに済むのか?
結論からお伝えすると「実際に走ってみるしかない」です。



どういうこと?そもそも乗り出せないよ!って声もあるか思います。
私も周りから「乗るしかない」「乗らなきゃ慣れない」とアドバイスをもらいました。
もちろん初心者なりにその通りだと思っていましたが、怖かった。とにかく何もかも怖い。(笑)
そんなビビりまくりのバイク初心者だった私でも、今ではひとりでバイク旅ができています!
そもそも、何に対してそこまで不安を抱いているのか。紐解くと不安克服の糸口が見えてきます。
では、順にいきましょう。
公道に出るのが不安な理由5つと対策


まずは初めての公道に対する不安をピックアップして、注意するべきポイントを各項目ごとに紹介します。
はじめての公道 5つの不安
- バイクの取り回し
- 立ちごけするかもしれない
- エンストしたらどうしよう
- 周りの車が怖い
- 運転技術に自信がない
バイクの取り回しは予習しておく
「え?公道デビューで取り回し?」と思う方もいるでしょう。
出発前のバイク移動、道を間違えたときなど…
バイクを押して向きを変える場面はつきものです。
納車されてお店からスタートの場合、スタッフさんが乗り出しやすい位置まで移動してくれるケースが多いです。
ただ、その後のガソリンスタンドや自宅の駐輪場では当然ですが自分で取り回さないといけません。
取り回しに関しては、特に小柄な方や女性の方で不安を抱く方が多いかと思います。



最初は原付バイクですら重たく感じたなぁ…
当たり前ですが、バイクは重量があるため自転車のようなイメージで取り回すと確実に倒します。
バイクの取り回し どうする?
- 簡単な動きからやってみる
- 取り回しの解説動画を参考にする
- バイクに触って愛車のクセを掴む
ちなみに私の場合は
①「お店にバイクを引き取りに行くパターン」
②「自宅までバイクを運んでもらうパターン」
を経験しています。
①の場合は、お店の裏までバイクを押していき、取り回しを少し練習してから乗り出す。
②の場合は、練習するのに広々としたスペースはなかったので、駐輪場からバイクを出す・戻すを繰り返し練習。
自宅の駐輪場はある意味最もバイクを取り回す場所になります。何度でも練習しましょう。
取り回しは動画で予習 → 実践でコツを掴む
私は教習所に通っている頃からバイクの運転や取り回しに関する動画をよく見ていました。
(上手くできるかは別として。)
やり方を知って、コツを学び、イメージしておくだけでもだいぶ心持ちが変わります。
最近私がお世話になっているおすすめYouTube動画を貼っておくので、よかったら参考にしてくださいね。
バイクの重さやハンドルの切れる感覚など、沢山愛車に触ってクセに慣れていけば不安の種は減らしていけますよ!
立ちゴケ回避は丁寧さと慎重さがキモ
立ちゴケする原因って何?
- バイクに跨るとき、降りるとき
- 信号待ち、一時停止からの発進時
- エンストしたとき



バイクはタイヤが2つしかないので倒れるときは倒れます!



う、うん。要は不安定な場面は立ちゴケしやすいってこと。
私も立ちごけの経験はあります。
それ以外にも、今までにヒヤッとした場面は多々ありますし、もし倒れたらどうしようとは常々思っています。
なので、倒れることを理解した上で立ちゴケのリスクを回避・軽減することが大切です。
立ちゴケを回避するためにできること
- スタンドを出したまま跨る、降りる
- 公道では車間距離を保つ
- 発進、停止は丁寧に
- ブレーキは前輪・後輪どちらも使う
教習所スタイルは忘れていい
教習所では「スタンドを払ってから乗る」「降りたらスタンドを出す」と習います。
やろうと思えばできますが、やらなくていいリスクは回避したいものです。
また、バイクから降りるときは気が抜けがちなので、ひと呼吸ついてから乗り降りするイメージで。
前の車には近づきすぎない
走行中に車間距離が近いと、前を走る車の急な動きにビックリして急ブレーキ → バランスを崩す → 転ぶ という流れが発生します。
私が公道デビューしたときは、車1.5台分を目安に間隔を空けて走るようにしていました。
これが正しいとかではなく、慣れるまでは自分が安全に停まれる距離間を意識していました。
慣れてくると自然と安全な車間距離の保ち方が掴めてきますよ。
立ちゴケしちゃった



正直、転んだときのことなんて考えたくない…。
立ちごけしたあとの行動をあらかじめイメージしておくことは大事です。
なぜなら、いざとなると慌てるからです。
- まずは安全確認、エンジンがかかったままならキルスイッチでエンジンを停止させよう
- 周囲の安全を確認して、倒れたバイクを引き起こす
- 右ハンドル側に転倒した場合はサイドスタンドを出してからバイクを起こす
- バイクを起こしたら車両のダメージを確認
- 自走できない場合はJAF(ロードサービス)又はバイクを購入したお店にレッカーを依頼する
バイクを倒すとショックと恥ずかしさでパニックになり、普段できることもできなくなります。
一人で起こせなければとにかく人に声を掛けましょう。
そして、立ちゴケのあとは慌てて走り出すと事故につながることもあります。
安全なところまで移動できたら心が落ち着くまでゆっくり休んでくださいね。
バイクの発進・停止は丁寧に!
「 急のつく動作はしちゃいけない 」と教習所で耳にしたことはありますか?
発進時、停止時は速度が出ていないためバイクがとても不安定です。
そこに急なクラッチ操作、急ブレーキはバイクの挙動が大きくなってしまいバランスを崩しやすくなります。
さらに、公道では後続車がいるため「ちゃんと発進できるかな」「止まれるかな」というプレッシャーもあり、焦って発進しがちです。



都内は発進・停止の連続で緊張感がハンパなかった…
周りは案外気にしていない
自分が公道を走るようになって感じたことですが、あきらかに危ない運転でなければ前を走る車のことなんて気にならないということ。
そして、車もよほど急いでいなければ発進は割とゆっくりです。
多少タイムラグがあったって、安全に発進できればそれが一番良いんです。焦らず、丁寧な運転を心掛けましょう。
発進、停止は車通りの少ないところで何度か練習して車体の感覚をつかむといいですよ!
ブレーキは前輪・後輪どちらも使う
後輪ブレーキを意識して使えていますか?
これは私がやってしまっていたことなんですが、前輪ブレーキばかり使っていました。
初心者のときって緊張から上半身に力が入ってしまうので後輪ブレーキはあまり意識できていなかったんです。



というか、後輪ブレーキって急制動で使うものだと思っていた節さえある・・・



な、なんだって・・・
- ブレーキは前輪 : 後輪 = 7:3
- 前輪ブレーキはメインで使う
- 後輪ブレーキは補助的に使う
- 後輪ブレーキはバイクを安定させる
ブレーキングの比率に関しても教習所でよく耳にしますね。
頭に入れておくとイメージしながら練習できるので感覚が掴みやすいです。
後輪ブレーキを意識して使えるようになると車体が安定するので、停車時の立ちゴケのリスクも減ります。
実際に、前輪ブレーキだけで止まる方法と前輪・後輪ブレーキの両方で止まる場合というのを試してみてください。
安定感の違いが分かりやすいと思います!
エンストしても慌てない



エンストってなんだかバイクの挙動が怖いんですよね。
初めての公道ではどこかしらでエンストしてしまうものです。
なんだかいけないことをした気になりますが、ぶっちゃけエンストしても大丈夫です。
ただし、エンストした勢いでバランスを崩す可能性というのがあり、それによる事故や怪我は避けたいです。
エンストに備えてできること
- エンストに慣れておく
- 公道では車間距離を保つ
- 操作に慣れるまでは左車線を走る
初心者の頃は、エンストしたときのバイクの音や挙動に怖さがあるかと思います。
そもそもエンストに慣れていないから、エンストしたときに「怖い」「またやった」とマイナス感情が出てきます。
わざとエンストさせてみましょう。
自分のバイクがどこでクラッチを離すとエンストするのか?
知っておくと発進の練習にも役立ちます。
エンストしたときの挙動が分かっていれば怖さも軽減します。
いまは「エンストばかりしちゃう」という方も、乗り慣れていけば自然とエンストの頻度は減るので安心してください。
とにかく慌てず再始動しましょう!
あおり運転に遭遇したら逃げる
なぜあおり運転が起きるの?
- 車側の理由(イライラ、急いでいる、バイクが嫌い)
- 無意識によるもの
- バイク側の原因(速度がおそい、車間の詰めすぎ)
後ろからだけでなく前を走る車が「頻回なブレーキング」や「追い越しをさせない」といったケースもあります。
他にも、女性だと分かるとあおり運転をしてくる車もいます。



私が実際に遭遇するのは車間距離を詰められる、かな。



自分が「煽られる運転」をしていないかも大事だね。
初心者のうちは自分の運転で精一杯です。
しつこいあおり運転が続くようなら、一旦止まれる場所へ避難しましょう。
また、意図してあおり運転をしているわけではない場合もあります。
車側からだとバイクに対しての距離感が掴めていない場合もありますし、無意識のうちに車間が近づいていたり、よそ見運転しているケースもあります。
すぐにその場を抜けられれば一番良いのですが、できないときはミラーで運転手や車の動きを確認しながら走行しましょう。
色々な視点で考えられると精神的にも余裕を持って運転できます。
運転技術の不安は準備でカバー
教習所での短い期間しか乗っていないのだから、運転技術に不安を覚えるのは当然のことです。
上手い下手かは別として、基本操作はちゃんと教習所で習得しています。大丈夫です。
技術面が上達するまでは他でカバーできるところを探しましょう。
やらないことを決めておく
初公道で多くのことを実践するのは難しいです。やらないことを決めておきましょう。
例えば
- 追い越しをしない
- 右折レーンに入らない
- 反対車線をまたいでお店に入らない
- 交通量の多い道路を走らない
- 細い道を走らない
自分にはハードルが高いと思うことは無理にやらないことです。
交通量の少ないルートを探す
あらかじめ走行ルートをグーグルマップで確認しておきます。
そのうえで、ひとつ前で述べた「やらないこと」をやらずに済むか確認すると良いです。
グーグルストリートビューを使えば、気になる場所の写真も見ることができるのでチェックしてみましょう。
合図は早めに
ウィンカーを出すのが間に合わないと慌てた操作になってしまい危険です。
スピードが出ている車もいますので、早めに合図を出すことで相手が余裕をもって道を譲れる状況をつくりましょう。
練習あるのみ
技術面に関する不安については、不安の原因がはっきりしている場合がほとんどです。
運転に不安のある操作やシチュエーションがあればひとつずつ練習していきましょう。
私の場合、まずは自宅付近の交通量が少ない直線道路で練習していました。
そこから徐々に右左折のあるところ、坂道など段階を踏む感じです。
近所であれば土地勘があることに加え、どこから歩行者や自転車が出てきやすいのかもある程度予測ができます。
バイクの練習は判断を必要とする状況が少ない方が運転操作に集中しやすくなります。
ウィンカーを出す・消す、目視・ミラーでの安全確認なども練習しておくと良いですよ。
バイクの不安は乗って克服する


バイクで公道デビューするにあたって、私なりに行き着いた不安への向き合い方をご紹介します。
不安はゼロにはできない
免許を取って9年ですが、バイクで公道を走る不安というのは今でもあります。ゼロにはできません。
というか、不安がない方がまずいんじゃないかと思っています。
不安があるからこそ、事前にできる準備をしたり気を付けて乗ろうと意識ができます。
初心者のうちは気をつけるべきポイントを理解して乗り慣れることをしないと、危険な場面に遭遇しやくなり、余計に不安を感じてしまいます。
バイクの不安はバイクに乗って解消する。
不安があっても、思い切って乗り始めなければバイクを楽しめる日は訪れません。
乗ってさえしまえば、わずか数十メートルしかない近所の見慣れた道でも楽しい道になりますよ!
負のスパイラルに陥らないために
人は正体がわからないものに対しては不安が強くなります。
特に初心者のうちはあらゆることが不安なので、気づいたらバイクに乗ることから遠ざかってしまうこともあります。
実際に私もそうでした。
仕事が忙しいから、今日はちょっと天気が怪しい、走りたいけど初心者がひとりで大丈夫かな…
できない理由を探して不安を誤魔化していた時期もあります。
こうなったら、さらにバイクで公道へ出ることへのハードルが高くなるだけですね。
バイクに乗らないと悪循環に入ってしまいます。
自分がどんなことに不安を感じているのかを具体的にして、その不安を解決するために実践することが不可欠です。
自分が扱える大きさの不安にできれば克服へ一歩近づきます!
まとめ


今回は初心者ライダーさんに向けて、初めての公道に際して「 気をつけるべきポイント5選&不安克服のコツ 」 についてご紹介しました。
初公道で気をつけるべきポイント
- バイクの取り回しは予習しておく
- 丁寧 + 慎重な操作 = 立ちゴケ回避
- エンストしても慌てない
- あおり運転は遭遇したら逃げる
- 運転技術の不安は準備でカバー
最後に、公道に出る際には街歩きする格好だと転倒時など大けがのリスクがあります。
いわゆるバイクウェアをきちんと身に着けるというのも公道デビューする際には必要です。
気持ちのうえでも安心感が得られますので、揃えておくと良いですよ!
おすすめのバイク装備に関する記事はこちらよりどうぞ。






公道に慣れるにはプチツーリングから!都内からバイクで行けるカフェのまとめ記事はこちら。


高速道路を初めて走るライダーさんにはこちらの記事がおすすめです。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
では、また!
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