こんにちは、Kawaです。
普段はあまり近寄らない奥多摩方面へ走りに行ってきました。
奥多摩というと走り屋が集まるイメージがあり、事故のニュースも良く目にするため同じライダーさんでも奥多摩を苦手と思っている方はいるのではないでしょうか。
私もその一人でバイクに乗る身でありながらライダーの多い場所が得意ではなく、ましてや危険走行をする車両が多いとなると気疲れしそうだという思いから奥多摩へのツーリングは避けていました。
一方でせっかく都民であるなら距離的にも気軽に行ける奥多摩で走らないのは勿体ない気もしていました。
奥多摩は道路も良く整備されており交通ルールやマナーを守って走るのであればとても気持ちの良い道がありますし、奥多摩を抜ければ山梨県へのアクセスも可能です。
奥多摩~山梨はワインディングロードや景色の良いルートが多く存在するので、豊かな自然の中を走りながら美しい景観を楽しむことができます。
そこで、今回は車やバイクが少ないであろう平日に奥多摩から山梨へ抜けるルートで走ってみることにしました。
来訪時期は気温30度越えの酷暑真っ盛りということもあり奥多摩では避暑地的なスポットにも立ち寄ってみたのでツーリングプランの参考になれば幸いです。
ツーリング概要
- 訪問時期は2023年7月の金曜日
- 奥多摩~山梨へ抜けるルート
- 観光スポット、フォトスポットあり
- 走行距離260km
ツーリング行程・ルート
今回はバイクを降りての散策も含まれているので、体力に自信のない方は走行ルートのみ参考にしてください。
ツーリング行程
今回のツーリングの起点はジロー珈琲羽村店です。
目的地の日原鍾乳洞の営業時間に合わせて時間調整です。
良いところを見つけました。
歩きっぱなし、走りっぱなしのため休憩です。
ぶどうソフトが甘酸っぱくて美味しかったです。
高速道路も一般道も渋滞。都内の道はなぜこんなに混むのか。
滝汗で帰宅です。
ツーリングルート
地図はこんな感じです。
奥多摩 日原鍾乳洞
まずは奥多摩にある日原鍾乳洞へ。
夏の暑さを吹き飛ばすのにも良いかなと思い行ってみることにしました。
日原鍾乳洞|アクセス・営業時間
営業時間
8:00〜17:00(12〜3月は8:30〜16:30まで)
日原鍾乳洞までの道は車通りが少ないですが狭路が続き、途中民家が出てきたり路線バスも通る道なので走行には注意が必要です。
人をほとんど見かけることもなく、緑に囲まれた山の中を進んでいくので秘境感があります。
鍾乳洞が近づくと渓流釣りやハイキング目的の人がちらほら見られるので注意が必要です。
日原鍾乳洞|バイク駐輪場
バイクの駐車場は鍾乳洞の入り口に一番近いところに設けられています。
傾斜はないので女性でも安心してバイクを停めることができます。
駐車場は鍾乳洞以外での利用客が多く、平日の午前9時過ぎでしたが普通車の区画は7割ほど埋まっていました。
お盆や行楽シーズン(シーズンの土日、ゴールデンウィーク、8月の旧盆休み)は混雑するため、駐車待ちに1時間〜3時間以上かかることもあります。
道幅も車一台通るのに精一杯なので渋滞時は身動きが取れなくなりそうです。
臨時駐車場等もありますが鍾乳洞まで2キロのところにあり数が限られています。
鍾乳洞まで2キロ(往復4キロ)歩くことになるためシーズンは避けて訪問するのが吉です。
日原鍾乳洞へ入る|服装には注意
階段を下りていくと窓口があるのでチケットを購入して中へ入ります。
チケットはしおりになるみたいです。このアイディア良いですね。
入場料
大人(高校生含む) 900円
中学生 700円
小学生 600円
中はひんやりと肌寒いくらいです。
メッシュジャケットを羽織ったまま入りましたが序盤は丁度よかったです。
鍾乳洞内で水が滴る音とライトアップが相まって幻想的な空間です。
後半は出口に向かって総長50mの階段を上がっていかねばならず、涼みにきたのに汗をかく始末。笑
ジャケットは置いていった方が良かったですね。
階段は傾斜がきつい箇所も多いので両手は空けておいた方が良いです。
これ階段?みたいな場所もありました。笑
手すりに掴まらないと上がれない階段もあります。
地面は濡れているので傾斜面や階段で滑らないよう慎重に歩きましょう。
営業開始から間もなくの訪問だったので人は少なめでマイペースに見て回ることができました。
夏休み期間だったこともあり大学生くらいのグループが1組と途中からライダーさんが1人来られているだけでした。
次の麦山浮橋へ向かうため日原鍾乳洞を出て、
国道411号青梅街道へ入ります。
麦山浮橋
麦山浮橋は日原鍾乳洞から約20kmのところにあります。
奥多摩湖にかかる麦山浮橋はドラム缶橋とも呼ばれ、昔は本物のドラム缶を使って橋を浮かせていたそうです。
現在はプラスチック製の浮きに変わっています。
雨が続いたあとは水が濁るので天気が安定しているときの訪問が良さそうです。
景色を楽しみながら奥多摩湖の上を歩いて対岸へ行ける場所です。
駐車場①麦山浮橋に一番近いが坂道あり(所要時間5分)
今回利用した駐車場です。
馬頭トンネルを山梨方面へ抜けるとトンネル出口すぐの左側に駐車場へと続く道があります。
来た道を駐車場側から見るとこんな感じ。
分かりづらいですが結構な坂道です。
麦山浮橋には一番近い駐車場になりますが、駐車場までは長い坂道を上がっていくので夏場の徒歩での往復は過酷です。
5分もあれば麦山浮橋に着きますが、坂道の往復に自信がない方はもう一方の駐車場から歩いてきた方が楽かもしれません。
日原鍾乳洞で涼んだのに汗だくです。笑
駐車場②|峰谷橋無料駐車場(所要時間10分)
先ほどの麦山浮橋へ一番近い駐車場と比べても移動時間は大差ありません。
坂道がないので、バイクに乗る恰好をしていても徒歩移動でのストレスが少ないと思います。
大菩薩ライン~フルーツライン
麦山浮橋をあとに山梨県甲府市側へと抜けていきます。
奥多摩側から道なりに走ると大菩薩ライン~フルーツラインへと続きます。
大菩薩ライン(国道411号線)
国道411号線は東京側では青梅街道と呼ばれますが、山梨県側に入り笛吹市までの区間は大菩薩ラインと呼ばれています。
これは411号線が甲府盆地の北東方向にそびえる標高2,057mの大菩薩嶺を迂回するように西麓を駆け上がることからついた愛称だそうです。
大菩薩ラインは総距離40km、通行料金は無料です。
道幅は全区間通して広めであり路面コンディションも良好です。
大菩薩麗に近づくとタイトなコーナーやヘアピンカーブも出てきますが、視界が開けているので初心者ライダーさんでも抵抗感なく走りやすい道かと思います。
大菩薩ラインといえばツインループ橋ですが、ここは直線距離もそこそこありつつカーブのRも大きいのでゆったりと長めにバイクを倒しながら走れる気持ち良い区間になっています。
平日の訪問であり道は空いていました。奥多摩から山梨に入ると車の数が減った印象です。
大菩薩ライン|富士山の見えるフォトスポット
奥多摩側から走ってきて柳沢第一トンネルを抜けたすぐのポイントになります。
富士山の見える展望台も設けられており、天気が良ければ展望台からの眺めも楽しめます。
トンネルとカーブ付近のポイントになるので出入りの際には注意が必要です。
フルーツライン
フルーツラインは甲州市勝沼町から山梨市を通り笛吹市春日居町までの甲府盆地の果樹地帯を抜ける広域農道です。
大菩薩ラインにある富士山の見える展望台からの経路はこんな感じです。
休憩ポイントの道の駅甲斐大和を終着ポイントにしています。
フルーツラインには急なカーブや悪路はなく、なだらかな道が続きます。
411号線から塩山フルーツラインの看板を目印に入っていくと徐々に高度が上がり、左手に甲府盆地を眺めながら走ることができます。
道が開けており直線路が続くため速度の出すぎには注意しましょう。
フルーツライン|牛奥みはらしの丘
フルーツライン沿いには何か所か駐車場が設けられていますが、今回は牛奥みはらしの丘をご紹介します。
フルーツラインを道なりに国道20号方面へ走ると左手に牛奥みはらしの丘が出てきます。
左折して入った先は緩い傾斜になっていますが駐車場内は平地なのでバイクの駐車も安心です。
甲府盆地を一望できます♪
実際に見に行った方が綺麗です。
まとめ|散策&ワインディングを楽しめるツーリングだった!
今回は奥多摩から山梨へ抜ける快走ロード&避暑スポットを紹介しました。
総じて走りやすい道が続くうえに景観も良く、人気のツーリングルートなのも頷けました。
観光スポットである日原鍾乳洞を始め道中のフォトスポットも人影はほとんどなく、マイペースに散策したり写真を撮ったりとバイクを降りているときも充実した時間を過ごすことができました。
平日といえどバイク乗りに人気のツーリングルートなので全く遭遇しないということはありませんが、平日であれば危険な運転をする車やバイクに遭遇する確率がグッと下がり終始快適に走ることができます。
奥多摩を抜けるルートで走るなら平日を狙うと満足度の高いツーリングができますよ。
少しでも平日の奥多摩~山梨ツーリングの雰囲気が伝われば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
では、また!
今回のツーリングで履いていったワイルドウィングのブーツですが、鍾乳洞内でも滑らずの優等生でした。
参考にどうぞ。
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