こんにちは、Kawaです。
今回は以前より気になっていた群馬のローカルスポット、
旧太子駅と暮坂峠にあるカフェを目指してソロツーリングしてきました。
この記事は2023年11月のツーリング記録です。
群馬県は都内からのアクセスも良く、バイクで走るのに自然豊かで楽しい峠道や農道も多いです。
行先に迷ったらとりあえず群馬を目的地に選べば困らないといっても過言ではありません。
群馬にはよくツーリングへ行くのですが、楽しく走れる道が多い故に観光として散策したりバイクを降りてゆっくり過ごすことが少なくなりがちでした。
たまには走りっぱなしじゃなく、ゆっくり散策でもしてみようということで以前より気になっていた群馬鉄山の始発駅として活躍した今は廃線の旧太子駅とそこから間もない場所にある暮坂峠を目指して走ることにしました。
この記事がおすすめの人
- 群馬ツーリングの行き先を検討している
- 群馬のローカルスポットを知りたい
- 峠道を走りたい
- 群馬でおすすめのカフェを知りたい
歴史的な旧太子駅舎は古代遺跡のような雰囲気があり、貨車などの展示もあることから当時の情景が思わず浮かんでくる場所になっていて非日常感があります。
私のように社会科見学がお好きな方にはおすすめです。笑
峠道の途中にある隠れ家的なカフェとそのオーナーとの出会いも素敵なものだったので併せてご紹介します。
この記事が群馬ツーリングをお考え中のライダーさんの参考になれば幸いです。
ツーリングの行程・ルート
今回は関越道の寄居PAを起点にしています。
ツーリング行程
バイクショップに立ち寄り。
タイムスケジュールはこんな感じです。
太字の項目をクリックで該当記事へ飛べます。
ツーリングルート
地図にするとこんな感じです。
立ち寄ったものの今回は断念することになったバイク乗りにおすすめのスポットもあるので後ほど紹介します。
旧太子駅|今はなき群馬鉄山の始発駅
旧太子駅は、戦時中の昭和20年に鉄鉱石を運ぶ専用線「太子線」の始発駅として開業しました。
その後、昭和29年に地元住民の要請に応えて旅客営業を開始したものの、昭和41年に群馬鉄山が閉山し太子線も昭和46年に廃線となっています。
鉱石積み出し用のホッパー棟や駅ホーム、駅舎の復元などを行い2018年4月より「旧太子駅」として一般公開を始めました。
アクセス
アクセス
関越道 渋川伊香保I.C→国道353号→国道145号→国道292号→旧太子駅
今回のルートでは渋川伊香保I.Cで降りて、上信自動車道の金井I.Cから箱島I.C間を利用→国道145号のルートを辿っています。
渋川伊香保I.Cから旧太子駅までの所要時間は約1時間、距離にして約50kmです。
途中には道の駅もあり
旧太子駅へ向かう途中の国道145号、国道353号経由で道の駅あがつま峡と道の駅八ッ場ふるさと館に立ち寄ることも可能です。
どちらも入りやすい道の駅なので休憩が必要であれば利用すると良いでしょう。
余談ですが、道の駅八ッ場ふるさと館では八ッ場ダム焼きなるものが頂けます。
お好み焼きみたいで美味しいですよ。
駐車場
駐車場は国道292号から六合へリポート併設の駐車場を利用します。
案内が出ているので分かりやすいです。
六合へリポート併設の駐車場内からの走行動画です。
駐車場内はとても広いのでなるべく旧太子駅へ向かう階段寄りに停めると歩かず済みます。
営業時間・入館料
営業時間
10:00~16:00
12月29日~1月3日/12月~3月は火~金定休(祝祭日を除く)
入園料
200円(中之条町民と中学生以下は無料)
旧太子駅には駐車場から階段を下ります。
旧太子駅の目印である黄色い駅舎に入ると右手に窓口があるのでそこで入館料を払います。
駅舎内には当時の旧太子駅の様子が写真や文面で保管されています。
チケットはこんな感じで、昔のように切符パンチがつけられていてレトロ感あり。
太子駅の営業最終日の切符のイメージスタンプも印刷されています。
旧太子駅のホッパー棟はまるで古代遺跡のような迫力
駅舎を抜けるとまず目に入るのが巨大なホッパー棟。
ラピュタ感ありませんか?
ホッパー棟ってなに?
上部から鉱石や砂利を投入して下部から排出する構造物になっている貨車に積み込むための施設です。
群馬鉄山で採掘された鉄鉱石はゴンドラリフトで太子駅に運ばれ、ホッパー棟2階部分の引込口から貨車に積み込まれていました。
旧太子駅のホッパーは当時3階まであり、今よりもさらに巨大な施設でした。
ホッパー棟内には入れないようにロープが張られています。
看板にもある通り、旧太子駅のホッパー棟は2021年2月に国の登録有形文化財に登録されました。
12台の車両展示も間近に見られる
旧太子駅には12両の車両が展示されています。
その中でも屋根のない無蓋車と呼ばれる車両が6両展示されていて、日本一の展示台数を誇ります。
無蓋車は砂利、鉱石、木材などの基本的に雨に濡れても構わないものを運ぶ車両ですが、その中でも必要に応じて屋根が付けられたり特定のものを積荷する専用車両があったりしたそうです。
静岡県の大井川鉄道から譲渡された車体も置いてありました。大井川鉄道は全国的に知名度の高い鉄道ですよね。
大人の社会科見学も楽しいのなんの。
まだまだ自分の知らない歴史が沢山あるんだろうなぁと思うと
ツーリングの目的地も広がりそうですね。
暮坂牧水茶屋(Cafe KURESAKA)|ライダーが多く集まる隠れ家みたいなカフェ
旧太子駅を後に引き続き国道292号を中之条町方面へ走らせると県道55号中之条草津線に入り、暮坂峠となります。
旧太子駅から暮坂牧水茶屋までは距離にして10km弱、所要時間は15分ほどです。
峠の頂上付近になると現れる、ガラス張りが特徴のカフェが暮坂牧水茶屋です。
店内にはKlimと509をはじめとする各ブランドの⽇本正規代理店であるAchero(アチーロ)が、アパレルや小物、ツーリングウェアなどを扱っていて店内で試着することもできます。
アクセス・営業時間
営業時間
10:00~15:00(ラストオーダー14:30)
※11月下旬~4月上旬は冬季休業
定休日
水曜日、木曜日
お店の外観・駐輪スペース
外観はGoogleストリートビューで見るとこんな感じ。
暮坂牧水茶屋に入るところ。
茶屋って名前からは想像できない現代的な建物です。
バイクはお店の前に停められます。
埋まっていれば奥のスペースに停めることも可能です。
ガラス張りのおしゃれな店内で愛車を眺めながら一息
店内に入ると明るい女性オーナーさんが出迎えてくれます。
空いている席に荷物を置いて→レジのところで注文→前精算となります。
ホットサンドはメニューから具材を二種類選べます。
この日はあんバターとツナマヨにしました。
ドリンクのアップルジュースも濃くて美味しかったです。
暮坂牧水茶屋では暮坂の湧き水で淹れる名水珈琲がおすすめのようです。
店内でも良い香りがしていました。
ツーリング中はトイレが近くなるので珈琲は飲めずでしたが…
問題ないライダーさんには良い休憩スポットになるんじゃないでしょうか!
暮坂牧水茶屋の女性オーナーさんはカフェを訪れたライダーの皆さんを暖かく迎えて下さり、私のような初めての来訪者にも気さくに話しかけて下さるとても感じの良い方でした。
お店のInstagramもあり、カフェを訪れたライダーさんたちの写真が沢山投稿されていることからもライダー歓迎なのがよく伝わってきます。
お声がけ頂き、私も帰りがけにカフェの前で一枚撮って頂きました。
せっかくなので自分のiPhoneでも一枚お願いしちゃいました。笑
峠道にあるカフェなので冬季は休業となりますが、また春が訪れたら時期をみて走りに行きたいと思います。
instagram👉暮坂牧水茶屋(Cafe KURESAKA)
SNSもチェックしてみて下さい。
今回立ち寄れなかったスポット|ヘルメット弁当はリベンジしたい
暮坂峠を後に、帰りにお土産にでもと考えていたのが群馬県の水上にあるかみごはんというお店。
バイク弁当といえば大滝食堂が有名ですが、かみごはんでは2023年10月よりヘルメット弁当の販売がスタート。
バイク弁当の大滝食堂と繋がりがあるわけではないようです。
お店が密集している場所なので混雑していると少々入りづらい場所だなと思っていたんですが…。
案の定、車も停まって混雑していたので、残念でしたがまた次の機会にすることにしました。
あとで調べてみたら、お店から徒歩5分(Googleマップで350m先)の場所に第二駐車場あり!
ちなみに、かみごはんと同じ敷地にある大とろ牛乳のオーナーさんはバイク乗りだそうです。
着想を得てのヘルメット弁当なんでしょうか。
バイク関連の商品となると自然と興味が湧いてしまいます。笑
nstagram👉かみごはん
まとめ|たまにはバイクを降りてゆっくり散策&食事するのも楽しい
今回は群馬県にある旧太子駅と暮坂峠の素敵なカフェに行ってきました。
日帰りソロツーリングとなると食事もせずに走りっぱなしのことが多く、峠道や景色は楽しむことが多いものの現地の観光スポットや歴史を感じられるような場所をバイクを降りてゆっくり散策することがあまりありませんでした。
今回のツーリングではスポット散策を通して、もっとその土地の歴史や名所を知っていけたらなぁと感じられる良いひと時だったと思います。
峠道の途中で出会ったお洒落なカフェでは穏やかな時間を過ごせましたし、カフェのオーナーさんや地元の方と会話を交えたりと新鮮な気分を味わうことができたツーリングとなりました。
よく足を運ぶツーリング先で居心地の良い場所を見つけるのも、新しい楽しみ方かもしれないですね。
今回の記事がこれから群馬ツーリングへ行くライダーさんの立ち寄りスポットとして参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また!
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